Teoriaは、ギリシア語で「観想、観照」のこと。
 知る喜び 色の楽しみ
 縦糸と横糸が出会い 新たな布が生まれる驚き
京都の小さな文化サロンで、  Teoriaの時間をお楽しみ下さい。

聖ヒルデガルトの祝日

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2019年8月聖ヒルデガルト修道院にて。
本日、聖ヒルデガルトの祝日です。
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リューデスハイムではHildegardfestが行われます。
www.abtei-st-hildegard.de
丘の上の修道院で、
丘の下の教区教会で、
対岸のビンゲンで、
そして世界中の
ヒルデガルトを慕う人々がいる場で、
お祝いとお祈りが捧げられます。

京都からも心ともにお祈りしたいと思います。


ヒルデガルトを列聖した前の教皇ベネディクト16世のスピーチを、覚えまで記しておきます。
www.cbcj.catholic.jp
www.cbcj.catholic.jp

店主の旅【その4】おまけ

修道院滞在で精神をリフレッシュし、Bio生活で身体をリフレッシュし、と、清らかなだけのドイツ旅だったかに見えたかもしれません?が、
もちろん?そんなことはありません。当然、「別腹」あり。

「おまけ」として以下、「別腹」画像を少々…。
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まずは、丘の上の修道院に行く前、下界?のリューデスハイム旧市街にて。
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おりしもワインの産地・リューデスハイムは《ワイン祭》の真最中。お約束のリースリングです。
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大好きな「つぐみ横丁」の「つぐみ亭」。
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別のケラーでも・・・。
そして、丘の上の聖ヒルデガルト修道院にもワインケラーがあります。
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もちろん素晴らしいお味…。


もうひとつ、リューデスハイムに来たら、これはお約束のリューデスハイム・カフェー。アスバッハのブランデーがたっぷり入ってます。
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これも別腹?
いわゆる観光地には行ったことがなかった父母も、今回私にひかれて観光地の王道中の王道に初訪問です。ディズニーのシンデレラ城のモデルとされるNeuswanstein城へ日帰りの旅。
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そして、ちょっとマニアックに、かの物語の舞台・金冠町のモデルとされるNördlingenも訪問。
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MünchenではCafe LuitpoldでPrinzregententorteを!

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左から、奥のサンルーム天井。洋梨のトルテ。黒い森のサクランボトルテ。そして絶対はずせない、プリンツレゲンテントルテ。


プリンツレゲンテンとは摂政王子のこと。狂王と呼ばれたルーヴィヒの謎めいた死の後を継いだのが、摂政王子ルイトポルトでした。
私達が滞在したシュヴァービングにもルイトポルト公園という名の公園があり、今も市内には摂政宮通りや摂政宮劇場などの名が残っています。ルイトポルトの時代に生まれたこの「プリンツレゲンテントルテ」は、7層のケーキの上からチョコレートをコーティングしたケーキですが、7層なのは、ルイトポルト時代バイエルンが7区に分けられていたことにちなむそうです。当時、許可がないと「プリンツレゲンテントルテ」という名をつけることは出来なかったとか。
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Neuswanstein城訪問の翌日カフェルイトポルトに行き、摂政王子トルテを頂きました。感慨もヒトシオ。


以上、今回のドイツの旅でした。

次回、ドイツ茶会は「十月祭のお茶会」、今回の旅の成果をもりこんだ趣向をお楽しみ頂ければと思います。未だ残席ございます。お早目のご予約頂けましたら幸いです☆

ヒルデガルトのお茶会
次回 ◇ 日時
10月4日(金)①10時~ ②13時~ ③16時~
10月5日(土)①10時~ ②13時~
計5回
各回ともの所要時間は約1時間半~2時間程度です。
◇ 内容
1.茶席 ドイツのハーブティーと手作り菓子
2.香席 アロマ組香遊び
午前は1.2.午後は2.1.の順となります。
◇ 会費
各回とも3,000円(税込)

  • おきものの方ー300円=2,700円
  • リピータの方ー200円=2,800円
  • おきもの&リピータ様はー500円=2,500円

※ほかの割引チケットとの併用は出来ません。
お申し込みは、
・ ご希望日時
・ お申し込みの方の氏名(ご同伴の方の氏名)
・ 連絡先(当方からの返信を受信できる設定のアドレスでお願い致します)
を明記のうえ、FBメッセンジャー、またはcafe485@gmail.com へ直接お願い申し上げます。

当カフェのお菓子について…
f:id:cafe485:20190623180810j:plain:w200:leftヒルデガルトのお茶会のお菓子は、お客様の人数分だけ、少量、手作りのカフェオリジナル。
素朴で地味なものばかりですが、聖ヒルデガルトのすすめるディンケル(スペルト小麦)、季節のハーブ、スパイスなど、
心と身体にやさしいオーガニック素材を積極的に使い、白砂糖や、一般的な白い精製された小麦粉は原則として使っておりません。
アレルギーや食べられない食材のある方は、どうぞご遠慮なく、事前にお申しつけ下さい。

当Cafeの「アロマ組香」について…
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組香とは、いくつかの香りを聞き※香りをあてる香道の遊戯です。
(※香道では香りを「かぐ」のではなく「聞く」と申します。)
敷居が高いイメージの香道ですが、当カフェでは、
香木のかわりに良質のアロマ精油を用い、
和室で正座するかわりにテーブルの椅子席で、
と、どなたにもカジュアルにお楽しみ頂ける工夫を致しました。
組香では、単に香りをあてて遊ぶだけではなく、
四季折々、ゆかりの二十四節気七十二候や古典文学など、
ドイツ&日本文化をご紹介しながらご一緒に鑑賞致します。
自然を愛で、
自然と共に生きた
いにしえ人の心に思いをはせつつ、
「ドイツ×京都」を味わって頂けましたら幸いです。

さて当店は手織カフェ。
心を解放する
自由な現代手織《さをり》のワークショップも
もちろん随時受付中です。

自己表現としての現代手織、さをり

好きに好きに、
心のままに織っていく《さをり》は、
老若男女、どなたにもご体験いただけます。

cafe485.hatenablog.com

カレンダー〇印の日のご予約を受け付けております。
ご利用を心よりお待ち申し上げております☆

店主の旅【その3】bio!

さて、今回の旅のもう一つの目的は、

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bioの雑穀パン!これぞドイツ。
bio!
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ミュンヘンにはbioショップがふつうにあります。これはミュンヘン中央駅地下のbioショップ。スーパーやドラッグ、アイスクリームショップなどと並んでいて、多くの客が立ち寄っています。
ヨーロッパでは、有機、オーガニックのことをbioと言います。
bio食品にはこんなマークがついています。
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EUのbioマーク
このマークを取得する条件は以下のとおりです。

① 人工的に手を加えず、できるだけ自然のままにすること。遺伝子組み換え種子、化学肥料、農薬の使用は禁止。合成着色料、香料、化学調味料、保存料等は使用せずに加工しなければならない。
② 加工食品は、最低95%の原材料がビオでなければならない。残りの5%もなるべく自然なものが望まれる。自然界で生産不可能なものに限り使用可能ながら、許可リストにある物質に限る。製品の一部だけにビオの原材料を使用している場合、ビオとは認められない。

2011年7月1日以降、EU内で生産された全てのBIO商品に提示が義務付けられたマークで、年に最低1回、管理局の審査を受けなくてはいけません。ただ、肉、魚などの生鮮食品、化粧品、遺伝子組み換え商品にはつけられていません。
こちら↓はドイツのBIOマーク。

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ドイツのBIOマーク
現在は約6万点の商品が認められているマークで、EUのBIOマークへの併記のみ認められているそうです。
化学調味料、香料、着色料など不使用、動物はBIOの肥料や餌で育てられていますが、遺伝子組み換え原料の使用は全体の5%以下であれば認められています。


もちろん、これらのマークがついてさえいれば完全に安全安心、というわけではありませんが、ひとつの大きな目安になるのは確かだと思います。



すでにCafe Teoriaでもbioを積極的にとりいれ始めていることもあり、 bio先進国であるドイツに身をおいて体験リサーチすることが、今回の旅のもう一つの課題でした。

おかげさまで、今回私達は現地在住のマダムのお世話で、Münchenミュンヘンはschwabing-westにある客用アパートメントに滞在させて頂くことが出来ました。そこが台所つきで、徒歩圏に複数のスーパーもありましたので、約20日の滞在中、数度の外食と5泊6日の旅行中以外は、ほとんど自炊して過ごすことが出来ました。

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客用アパートメントの台所
(ちなみに、私はマダムのご厚意で御自宅マンションの一室に滞在させて頂きました。美味しい手料理のご馳走にも預かりましたし、洗濯機乾燥機をお借りして洗濯したり、ゴミ捨てに行ったり、ご近所の大きな犬さんがお泊りに来たり!(ドイツの犬はどうしてあんなに賢い子ばかりなのでしょう!)等々…、旅行客では体験できない、現地のライフスタイルに直接ふれることも出来ました。ありがとうございました!)


閑話休題

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EDEKAのエコバッグ大きくて堅牢
徒歩圏のスーパーです。
〇 EDEKA(エデカ)https://www.edeka.de/
〇 REWE(レーヴェ)https://www.rewe.de/
〇 BASICBIO(ベイシックビオ) https://basicbio.de/
このほか、ドラッグストアの
〇 Müller(ミューラー)https://www.mueller.de
もすぐ近くにありました。(父母がシュヴァービングに暮らしていた30年前には「PENNYやALDI、Kaisersとかあったけど、もう、見当たらないなぁ」とのこと。別の地域には未だあるのかもしれませんが。)
REWEは安い!けれども品質はよく見て選ぶべし(笑)。
EDEKAは、品揃えも品質もともによろしくて、「店内に良いMetzgerei肉屋があるから、好きな肉を好きな量だけ選べるので気に入ってるの」と、日本人マダムご用達でした。総じてREWEより価格は高めですが、EDEKAブランドの品は割安感があります。EDEKA店内のBIOコーナーもなかなかの充実ぶり。
これはEDEKAのBIO製品。クネッケはワインのおともにも、また朝食にももってこい。f:id:cafe485:20190914150944j:plain
定番ザウアークラウトもbio。f:id:cafe485:20190914151857j:plain:w200
開店時間も長く、最も近かったこともあってEDEKAはよく使いました。


そして、
私達がEDEKA以上に足しげく通ったのが、こちら
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BASICでした。
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ここにはもちろん、聖ヒルデガルトのすすめるハーブのお茶や、スペルト小麦、スペルト小麦をつかった食品も並んでいました。

店名のとおりBIOの店で、店内の広さと品揃えの豊富さ、品質の高さには両親も吃驚。
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生鮮食料、コスメをはじめ、店内にはMetzgerei、焼きたてパンのBäckerei、充実のbio weinワインコーナーもあり、
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すべてbio!
隣にはバイキング形式のbioレストラン↓も併設☆
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そして、なんといっても、嬉しいのは価格。
日本では有機無農薬の品、自然食品は非常に割高感があるのですが、ドイツではそれほど高くない!ことに感動。
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この白ソーセージもbio。なんと添付の甘口辛子↓もbio!
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というわけで、滞在中はほぼ日々BIO生活をすることが出来たのでした。
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(画像は無いのですが)レタスなど葉物生野菜がたっぷり食べられたのも自炊の嬉しかったポイントでしたし、
(これまた画像撮り忘れましたが)トマトの滋味、乳製品の味の濃さも、しみじみ美味しく感じました!
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そして、
日本での食生活について、あらためて色々と考えさせられたのでした…。

【その4】おまけ
https://cafe485.hatenablog.com/entry/2019/09/14/173209

へつづく!

店主の旅【その2】修道院にて

約1年のときを経て、
いよいよ聖ヒルデガルト修道院の中へ・・・!

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修道院宿泊施設の入り口は、正面、階段を登って行った先のガラス扉

修道院の平日※の日課は次のとおりです。
(※私達は月曜から木曜朝まで滞在させて頂きました。)

05:30 朝課
07:30 ミサ 終了後朝食
12:00 昼課 終了後昼食
05:30 晩課 終了後夕食
07:20 終課

つまり、一日に五回のおつとめがあり、大聖堂へ行けば、日に五回もシスター方の天使の歌声~詠唱祈祷を拝聴できるというわけです♪

宿泊棟から教会堂へ続く廊下です。

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右手にステンドグラスの丸窓が続き、左手には小部屋が。つきあたりを右に行くと大聖堂につながっています。
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廊下のステンドグラス
毎日、五回、この廊下を往復しました。
…もっとも私は早起きが出来ず、朝五時半の朝課はサボってしまっておりましたが(^^;ゞ
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朝課のおわりの時間、空が白みはじめ陽がのぼってきます。宿舎のわたり廊下から。朝課が始まる午前5時半は未だおもては真っ暗です。
ほぼ毎日皆勤した父によれば、朝課と終課はやはり人は少なく数人程度だったそうです。参加は義務ではありません。
朝の御ミサ、昼課、晩課は修道院宿泊者のほとんどの方々が出られます。(なぜって?)その後ひき続き食堂でのお食事となります。
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宿泊者施設内の食堂
お食事は、宿泊施設内の食堂で、バイキング形式。
朝夕はいわゆるkaltesessen(カルテスエッセン)=冷たいお食事で、お昼にwarmesessen(ヴァルメスエッセン)=あたたかいお食事が出ます。
私達が行った時には、クヌーデルのクリーム煮などが出ました。ミュンヘンのレストランで頂いたクヌーデルよりもかなり美味しくて、自分でもつくってみたくなり、帰国前にスーパーで「クヌーデルの素」をあれこれ見てしまいました(^^)ゞ
kaltesessenのほうも、毎回、何種類ものkäse(チーズ)、 schinken(ハム、ソーセージ)、そしてサラダ、デザートあり、と、意外な?充実ぶりでドイツ食大好きのCafe Teoria一行としては大満足でした。
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御聖堂や食堂でご一緒した宿泊者さん達はだいたい15人~20人くらいだったでしょうか。
おそらくドイツ人のカトリック信者さんが最も多く、ドイツ人のシスターやウガンダからののシスター、そして同席したご夫婦はアメリカ人でサンフランシスコからの訪問者とのことでした。東洋人は私達三人だけでした。
優しい笑顔が印象的な、あるドイツ人の男性は、「毎年一度、一週間、滞在することにしている。自分にとって《必要》な時間だから」とおっしゃっていました。

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宿泊施設内のわたり廊下。明るい中庭に面しています。
修道院は祈りの場なので静粛に」とホームページにありましたので、私はてっきり食事中も「沈黙」がお約束かと思って行ったのですが、意外なことに??静かな中にも和気藹々テーブルごとに会話が交わされ、時折熱心に話し込む声や笑い声も聞こえて来ていました。
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小さな自炊コーナーのあるティールーム。
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小さな図書室
修道院宿泊施設の中には、図書室、ティールーム、ミーティングルーム、黙想のための聖堂があります。
私の泊った部屋のちょうど真下がKlostercafé修道院カフェで、軽い食事やティータイムを楽しむことが出来ます。このカフェでは知的障害者のスタッフさんたちが活躍しています。「さをり」織のハンズさん仲間に負けない笑顔に、なんだか嬉しくなってきます。
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修道院カフェのザッハートルテ!

私達は家族三人連れでしたが、修道院宿泊施設の部屋はすべて個室です。それは、「一人になり、静寂のうちに、祈りの時をもつ」ことに意味があるのだと思います。
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私の部屋からは、葡萄畑、ライン河、対岸のビンゲンが一望できました。
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心あらわれる景色でした。
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(※全ての個室がライン河に面しているわけではありません。中庭、丘の側に面したお部屋もあります。)

滞在は最低三泊以上。
それは、修道院の日常生活を体験するためには最低三泊は必要ということだと思います。
日々の聖課の間の過ごし方は自由。(ただし他の方々の祈りを妨げないこと。)
滞在者は、各自のニーズに応じたプログラムを個別に組んで頂くことも可能です。シスター達との交流、助言が必要なら、そのための時間を、奉仕を希望するなら奉仕をアレンジして下さるそうです。その他、陶芸やイコンのアートワークショップがあることも知りました(要予約、有料)。自由散策で少し遠出をしたい場合は、例えば、「明日のランチはキャンセル」など、あらかじめ申し出ておけばOKとのことです。
もちろん、沈黙のうちに心身を静め、あるいは修道院とその周囲のうつくしい丘陵地帯を、祈りのうちに散策することも自由です。
ヒルデガルト修道院での宿泊は、宗派、イデオロギーを問わず、あらゆる方々に開かれているそうです。

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ようこそ
Mit allen, die nach Gott, nach dem Sinn ihres Lebens fragen und Antworten suchen, fühlen wir uns besonders verbunden.
「神について、彼らの人生の意味について尋ね、答えを求めるすべての人と、私たちは特につながりを感じています。」
BENEDIKTINERINNENABTEI ST. HILDEGARD


今回、三泊四日という短い時間ではありましたが、聖ヒルデガルト修道院で、修道生活の一端を身をもって感じ取ることが出来ました。
お世話下さいましたシスターの方々、出会うことが出来た方々、もの、こと、すべてに心から感謝です。

【その3】
https://cafe485.hatenablog.com/entry/2019/09/14/154128

へつづきます。

店主の旅【その1】旅のはじまり

行ってまいりました!聖ヒルデガルトを訪ねるドイツの旅。

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ヒルデガルト修道院大聖堂
遅くなりましたが、以下、簡単にご報告させていただきます☆

【その1】旅のはじまり
https://cafe485.hatenablog.com/entry/2019/09/14/133953
【その2】修道院にて
https://cafe485.hatenablog.com/entry/2019/09/14/144257
【その3】bio!
https://cafe485.hatenablog.com/entry/2019/09/14/154128
【その4】おまけ
https://cafe485.hatenablog.com/entry/2019/09/14/173209



昨年は、ヒルデガルト研究家・森Wenzelさやかさん宅に母娘でホームステイをさせて頂き、
その後、聖ヒルデガルト修道院のあるリューデスハイム、そしてビンゲンへと二人旅を致しました。

昨年の店主の旅はこちらです。
https://cafe485.hatenablog.com/entry/20180901/p5
https://cafe485.hatenablog.com/entry/20180901/p6
https://cafe485.hatenablog.com/entry/20180901/p7
https://cafe485.hatenablog.com/entry/20180901/p8
https://cafe485.hatenablog.com/entry/20180901/p9
https://cafe485.hatenablog.com/entry/20180901/p10

今回の旅では、ドイツ在住50年の素敵な日本人マダムのお世話で、父母の古巣・ミュンヘンにちょっと長めに滞在。

その間にビンゲン、リューデスハイムに足をのばす形で聖ヒルデガルト修道院を再訪して参りました。

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ライン河ビンゲン側からリューデスハイムをのぞむ。丘の上にニーダーヴァルト記念碑ゲルマニア像が見える。
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ビンゲンにある歴史博物館
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ヒルデガルト展
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ヒルデガルト
近年、ヨーロッパの健康志向の人々の間で、ビンゲンの聖ヒルデガルトの養生法が注目を集め、息の長い健康ブームのひとつとなっています。
健康食品や有機無農薬食品のショップ、あるいは食品コーナーなどへ足をむけると、必ずと言っていいほど、ヒルデガルトのすすめるハーブ、スパイス、スペルト小麦などの品が並んでいます。
書店に行けば、ヒルデガルトの教えにもとづくメニュー本も沢山目に入ります。
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リューデスハイム教区教会にある聖ヒルデガルト像
中世の修道女ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098−1179)は、ライン川河畔のビンゲンでベネディクト会女子修道院の院長を務め、神学、絵画、作曲、医学などのマルチな才能を発揮しました。
意外にも正式に列聖されたのは近年のことで、2012年です。
教皇ベネディクト16世が列聖し、同年教会博士にも定めました。

というわけで、

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初めて聖ヒルデガルト修道院を訪問♪したのが昨年のこと♪

当Cafe Teoriaのメニューも、聖ヒルデガルトがすすめるものをメインに一新いたしました。

昨夏はとにかく、修道院へ行く(たどりつく?)こと(だけ)が最大の目標でした…。

美しい御聖堂でお祈りをし、
シスター達の天使の歌声にいやされ、
心安らぐ丘の上の風景に身をおき、
素敵なショップでお買物をし、
ご機嫌な修道院カフェでランチ、ティータイムを楽しみ、

大満足☆♪の初訪問だったのです
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が、
その時、

修道院内に宿泊施設がある!ことを知りました。
しかも誰にも開かれている、とのこと。

そういうわけで、今年の目標は、修道院内での滞在初体験へと大きく前進?

昨年修道院を去る時に、今回の旅がはじまりました。

【その2】修道院にて
https://cafe485.hatenablog.com/entry/2019/09/14/144257

へつづきます。