まず、セミナールームで簡単なレクチャー。
若水、蓬莱山荘、島台茶碗などなど、
初釜にまつわるさまざまな用語のご紹介。質疑も自由です。
その後、いよいよ茶室に入ります。
本日は、カフェらしくシンプルな中にも、和のお正月を意識したしつらえです。
床の間には鏡餅。
青竹には、柳・南天・白椿。
そして中央には掛け軸ではなく、
当カフェオーナーの友人である
吉田雅明教授作の
額絵を飾らせて頂きました。
題は「伏見稲荷」。
おめでたい千本鳥居の朱の色も、
とても繊細で
知的な印象の水彩画。
どこか肩の力がぬけていて、
門前の和やかな賑わいも感じられます。
本日の主菓子は、俵屋吉富の葩餅はなびらもち。
白味噌餡、蜜煮牛蒡入、求肥製の
たいへん京都らしいお正月のお菓子です。
そして、
いよいよ初めてのお濃茶体験!
今迄のお薄のときとは、
又、格段の香り。
あざやかな色。
心地よい緊張感と
しばしの沈黙ののち、
凝縮された
その一服を頂戴いたします。
口に広がり、
身体にしみとおる、
覚醒にも似た味覚。
まわしのみも初体験。
お茶は丸久小山園の雲鶴。
お道具拝見。
(どうぞ足はおラクに。)