Teoriaは、ギリシア語で「観想、観照」のこと。
 知る喜び 色の楽しみ
 縦糸と横糸が出会い 新たな布が生まれる驚き
京都の小さな文化サロンで、  Teoriaの時間をお楽しみ下さい。

茶の湯のカフェゼミ、新展開♪

本日、川上千枝先生のカフェゼミ《水の恵みと日本文化》でした。

さて、今までは毎回、川上先生のレクチャーの前に店主が話題提供させて頂いておりましたが、今回からはゼミ生の有志さんによるご報告が☆
いよいよ参加型ゼミの新展開です!

まずはゼミ室にて。
和歌における「本意」とは何か?
国文学のお話ですが、
ごくごく素朴なギモンから、
メディア研究や、社会学的解釈まで、
さまざま自由なコメントが飛び交います。

蓮月尼の短冊も拝見。
川上先生からは、前回にひきつづき、
神津朝夫『茶の湯の歴史』を読みつつ、
珠光における「和漢の境をまきらかす」の解釈、
そして「冷えかるる」とはどのような境地か?
数百年も昔の芸術論、文化論が、
全く古びない、今日に通じるものであることに
驚かされます。

次はいよいよお茶室体験。
本日はお濃茶です。
お茶は、福岡県八女は星野園さん
江戸千家名心庵御好の
「星の奥」。
甘くさわやかな美味しさ。
今日ご参加下さいましたメンバーは
例のごとく、表千家裏千家江戸千家
そして茶道未入門の方々多数。
御作法、流儀には一切こだわらず、
ただただ、ご一緒にお茶を楽しみます。

3月は卒業と旅立ちの月でもあります。
今月で京都を巣立つ方々、
今日のゼミのために
遠路はるばるお越し下さった方々、
人生の旅路の中で奇しくも
いまここにお集り下さいました
皆さまのために、
旅路と旅先での平安発展を祈り
床には旅人の守護聖人である
聖クリストフォロスをかかげました。

花は東京の白玉椿と京都の木瓜

主菓子は、出町ふたばの「桜餅」です。
お濃茶の後は、円卓を囲んでカジュアルな薄茶で恒例雑談タイム。
お茶は小山園「雲鶴」。
お干菓子は、
東京ペニンシュラ「柚子メレンゲ
亀屋良長の「焼き小豆」
鼓月の和三盆「京はんなり」
でした。
(すみません、興のりすぎて
また画像は撮り忘れました。)


次回茶の湯のカフェゼミは4月下旬の予定です。
どうぞお楽しみに☆