5月25日の川上千枝先生のカフェゼミのご報告です。
この日はあいにくのお天気にもかかわらず、
多くのゼミ生さん方にお集まり頂けました。
まことにありがとうございました!
5月からは風炉。
千枝先生のお着物すがたも
初夏にふさわしい爽やかさです。
千種掃雲の掛け軸に、
千枝先生が青磁に入れて下さいましたお花は
まるで芍薬のように見える
ふんわり丸い薄紅の薔薇と、
やさしい姿のみつばしもつけです。
主菓子は「出町ふたば」の柏餅。
今回はこしあんをチョイス。
出来立てのほやほやのやわらかさ!
そしてそして、お茶は
今この時期ならではの、出来立ての「新抹茶」を、
今日のこの会のため、間に合うように、
前日に丸久小山園さんが直送して下さいました。
ありがとうございます!
(今年は例年よりお茶の萌芽が遅かったそうなのです。
それを特別にご手配下さいました。)
まずはゼミ室にて、
川上先生のお茶についてのレクチャー。
製法や味の特徴について、
また日本茶と中国茶、紅茶の違いについて…。
その上で味わう日本の新茶のお味。
みなさま、
如何でしたでしょうか?
「若い」
「さわやか」
「まるで少年のよう」
「直球」
いろいろなご感想をいただきました。
…かろやかな中にも輪郭のくっきりとした、
とても力のこもった味を、私は感じました。
お茶室でのお点前のあとは、
いつものようにセミナールームに戻って歓談の時間。
二服目からのお茶のおともは、
両口屋是清の二人静、そして半田松華堂の松かげ。
今回は、なんと、
もうひとつのカフェゼミの講師・
藤本孝一先生もご参加下さいました!
常にもまして、とても充実したひとときで、
一同、時間のたつのをつい忘れるほどでした。
川上先生、
藤本先生、
ご参加のみなさま、
本当にありがとうございました!
ちなみに、蛇足になりますが、
千枝先生のレクチャーの前に、私・佐藤から
ご紹介しましたお話の典拠はこちらです。

- 作者: 中村利則
- 出版社/メーカー: 淡交社
- 発売日: 1981/01
- メディア: 単行本
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
という手前勝手な説(?笑)でございました。
ご参考までに。
次回、茶の湯を楽しむカフェゼミ
「水の恵みと日本文化」は、
7月29日(日)です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。