6月のカフェのオープンからまだ僅か2か月なのですが、昔からここがあった、ずっと昔からここにいたような気がしています。
ひとつには多くの旧友が足を運んで下さっていること。
もうひとつは新しいお客様もまるで旧友のようにくつろいで下さること
にその理由があるようです。
会員制という形式は確かに困難な面もありますが、少なくともそのメリットはお陰様で大いに実感させて頂いております。
中でも
私自身にとって最大の魅力であり、
お客様にとっても当カフェ最大のユニークポイントであるはずなのが、
カフェ・ゼミです。
一昨夕は
竹内洋京大名誉教授にお越しいただき、若い院生たちを交えて自由なディスカッションの時間をもつことができました。
カフェという場で、
このような質の高いゼミを
本当に実現できようとは、
講師の先生方、参加下さるゼミ生さん、
ご協力くださっておりますすべての方に
あらためまして、心より感謝と御礼を申し上げます。
そうして
こんな風変わりなカフェを始めたことも
あながちトンデモでもなかったかもしれない
と
密かに確信し始めております。
今回のゼミではJ.S.ミル『大学教育について』を読みましたが、
大学でもない、
学会でもない、
まさにカフェバーだからこそ
実現できるような
自由な知の空間。
その可能性について
あらためて感じることができました。
そしてそれは
ここにお越し下さるおひとりおひとり方が
創り上げて下さるものにほかありません。
この場が少しでもそうした活動のお役にたてますように、
今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。