Teoriaは、ギリシア語で「観想、観照」のこと。
 知る喜び 色の楽しみ
 縦糸と横糸が出会い 新たな布が生まれる驚き
京都の小さな文化サロンで、  Teoriaの時間をお楽しみ下さい。

とろける椅子

座ったとたんに、とろけるような安堵を感じた。

ランチ、打ち合わせ、お茶、と計3回の着座をはさんで、家を出てからかれこれ6キロほど歩きまわった後のこと。フロアに入れる家具の参考にするために、通りがかりの家具店に入り、勧められるまま、何の気なしに、一脚の椅子に座ってみたのだ。
ランチをとった店も、打ち合わせの場も、町屋カフェも、もちろん、それぞれに居心地の悪くない椅子が用意してあった。
この家具店に入ったのはカフェで一休みした直後だったから、足腰もそれほど疲れていたわけでもなかった。
店内も、雰囲気あるディスプレイというよりむしろ工房と呼ぶのにふさわしい、やや雑然とした様相だった。


にもかかわらず、その一脚の椅子のかけ心地が、カフェでのしばしの休息にも勝る平安を与えることが、一瞬のうちに身体で理解されて仕舞った。


そういう一脚に、一度出逢ってしまうと、もう他の椅子に引き返すことは出来ない(恋と同じ?)。それは、それまで考えていたフロアのコンセプト全体を根本から変更せざるをえないほどの、力のある一脚の椅子。


かくして、カフェ準備の支出はどんどん膨らんでいくのであった(涙!


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