Teoriaは、ギリシア語で「観想、観照」のこと。
 知る喜び 色の楽しみ
 縦糸と横糸が出会い 新たな布が生まれる驚き
京都の小さな文化サロンで、  Teoriaの時間をお楽しみ下さい。

端午節

blog更新、あいだがあきました。

COVID-19に感染された方々、ご家族の方々、感染拡大により被害をうけている方々に、心よりお見舞い申し上げます。
また、医療に携わる方々はじめ、最前線でこの事態と懸命に闘って下さっている関係者の方々に、敬意と感謝をお送りします。
ありがとうございます。


Cafe Teoria でも疫病退散の祈りをこめて、床飾りを端午節のものにかえました。
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毎年この時期に飾りますが、今年は思いもひとしおです。
山田松香木店さん謹製の薬玉は、竹籠の中に鈴の付いた匂袋が入っています。
鈴の音、
五色の紐もまた、
邪気払いの効果があることは言うまでもありません。
籠の編み方を見ると五芒星も浮き上がって見えます。


調合した香を菖蒲などで包んだ薬玉を手作りし、互いに贈答する習慣は、
源氏物語』などにも描かれています。


厄払いの節供行事ですが、もともと、香も、菖蒲も、
漢方薬、生薬、薬草(ハーブ)であって、リアルな薬効が期待されていたのでしょう。
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数年前のものですが、とても良い香り。
すがすがしい心持になるだけでも免疫力アップ効果になるかも、ですね。
過去のお茶会では吊るして楽しみましたが、今年は「鎮まりたまえ」の祈りとともに手織の布の上に置きました。
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※ 美しい花々をありがとうございます。今月Cafeオーナーに慶事あり、お祝いを沢山賜りました。心より御礼申し上げます。
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事態収束が一日も早く、
被害を受ける方が一人でも少なく、
また爽やかな日々を迎えることが出来ますようにと祈るばかりです。