この夏、印象的だった美術展をMEMOしておきます。
ひとつめ、
もう先月になりますが、
鏑木清方展@京都国立近代博物館
静謐な時間。
ふたつめ、
《三軌展》
素晴らしい手織のタペストリを拝見できました。
みっつめ、
帝室技芸員作品展@京都市京セラ美術館
同じ作者のもう一つの作品(あいにく画像なしです)、伊達弥助の藕糸織観音像 (ぐうしおりかんのんぞう・三幅対掛軸)も印象に残りました。大隈重信の母 三井子が自ら紡いだ「蓮の糸」を用いて伊達弥助が織ったもの、とのこと。大変清らかで格調高く、思わず見入ってしまいました。
この作品展は、ジャンル横断的に明治美術が集められていましたので、煎茶道を習っている者としても大変興味深いものでした。
正直、(これって、西洋人「は」喜んだのかもしれないけれど…?)的な作品や、(これ、漢文的教養がないとイミわからないんですけど?)的な作品などなど…、
当時の日本人が意識する西洋からのまなざし、日本人自身へのまなざし、中国へのまなざし、など、色々と考えさせられました。
よっつめ、
同じく岡崎の京都伝統産業ミュージアムで開催中でした《日本のそめおり展》も見て来ました。
日本の各産地から和装製品約30点が集められていました。京都にいるとついつい京都のものばかりに目が行っていますが、こうして様々な産地の紬など拝見すると、改めて新鮮で面白かったです。
そして、
細見美術館《美しき色、いにしへの裂》
残念ながら、「ぎをん齋藤」の齋藤貞一郎さんのコーナーは撮影禁止。
「染司よしおか」さんのコーナーの作品をしっかり撮らせて頂きました。
吉岡幸雄さんは、私にとって特別な存在です。
テキスタイルを学んでいた大学在学中、実際に工房に伺って染め体験をさせて頂く機会がありました。「刈安」の色を見ると、その時の吉岡さんのご指導を思い出します。
あらためて、感謝と尊敬とともに、素晴らしい作品の数々を拝見しました。
というわけで、
今回の記事は、七夕にはじまり、七夕でしめくくり、です。
これからも手織を楽しめますように!
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