Teoriaは、ギリシア語で「観想、観照」のこと。
 知る喜び 色の楽しみ
 縦糸と横糸が出会い 新たな布が生まれる驚き
京都の小さな文化サロンで、  Teoriaの時間をお楽しみ下さい。

茶の湯のカフェゼミ「水の恵みと日本文化」

5月10日、川上千枝先生の茶の湯のカフェゼミでした。
遠来のお客様や、カフェゼミ旗揚げ時のメンバーも含め、
今回も素敵なゼミ生さま方がお集まり下さいました!


いつものとおり、
まず、ゼミ室での報告とレクチャーです。
今日は店主から、初心に返って「水の恵み」について。
2011年以来今迄にお話させて頂いて参りました
「水」にちなんだお話を少々復習。
和の色彩につきましては、「水色」について話題提供を。


そして、
川上先生からは、「千利休」第三回目。
〇信長・秀吉の茶頭としての利休
*信長との関わり *利休と秀吉 *利休の大阪城での権勢 *秀吉の茶の湯 *利休居士号
今迄TVドラマや漫画などで断片的にしか(店主は)知らなかった千利休の全体像へむけて、
先生のお話をうかがう度ごと、回が進むごとに、少しずつパズルのピースが揃っていくようなワクワク感があります。


ゼミ生さんからは、
茶の湯の非日常
についての問いがあがりました。
多忙だからこそ、市中の閑居の特別な時空に身をおくことで、深く癒されるというお話に共感を覚えました。

茶の湯の歴史」のお話は又次回へつづく☆どうぞお楽しみに!


次はいよいよお茶室に入ります。
どうぞ御足はお楽に。
御作法御流儀をこえて、集いをお楽しみください。

床の花は、


白花紫蘭   シロバナシラン
     (すらりとしたお花)
檜扇水仙  ヒメヒオウギズイセン
     (赤と白とあります)
乙女風鈴苧環 オトメフウリンオダマキ
     (手前に見える紫がかったお花です)
三葉下野   ミツバシモツケ
     (葉の形が三つ葉です)



掛けものは手織物。
「再会」と「水」にちなみ、
ゼミ室でご紹介させて頂きました
「せをはやみ」の和歌に寄せて店主が織りました。

心静かなひととき。
松籟の音をききつつ、
先生の美しい御点前を拝見、御抹茶を頂戴します。
お抹茶は、八女の星野園「星の奥」。ふっくら優しい御味。
お菓子は俵屋吉冨の柏餅。道明寺の柏餅です。


さて、
心地良い緊張感をお茶室で味わった後は、
再び洋間に戻り、円卓でくつろぎます。
お干菓子は、俵屋吉冨の流水、青楓、鮎。

祇園 亀屋清永の麩の焼き。

今回もさまざまな会話に花咲く茶の湯ゼミでした。


川上先生、
御参加の皆さま、
真にありがとうございました。


次回茶の湯のカフェゼミは、7月の予定です。
どうぞ奮ってお申込み下さい☆