Teoriaは、ギリシア語で「観想、観照」のこと。
 知る喜び 色の楽しみ
 縦糸と横糸が出会い 新たな布が生まれる驚き
京都の小さな文化サロンで、  Teoriaの時間をお楽しみ下さい。

茶の湯のカフェゼミ―夏至

夏至の翌日の今日、
川上千枝先生の茶の湯のカフェゼミ≪水の恵みと日本文化≫でした。

本日は、飛び入りさん含め、初めての方が半数という
新鮮な集いとなりました。


まずはゼミ室にて、
ゼミ生さんの報告、店主からの話題提供、
先生のレクチャー、そして全員参加の簡単なディスカッションがあります。
研究者の方も、そうでない方も、同じテーブルを囲んで、自由に語らいあう、
とってもカジュアルなゼミです。


本日和歌研究者さまからは、
五月雨
菖蒲
が読みこまれた歌をご紹介いただきました。


見わたせばあやめにすがる五月雨の軒のしづくやけふのくすだま
屋根に葺いたあやめにやどる雨の滴を薬玉にみたてた、この季節独特の風俗をよみこんだ和歌です。


(なんと!偶然にも(驚)、本日店主がご用意した床の間の趣向も

くすだまでした。五色の紐。
そして、なんと!偶然にも
川上先生が入れて下さいましたお花が、五種五色☆

夏至にちなんだ今回のお茶には、いつにもまして強力なパワーがありそうな?)


店主は『枕草紙』をひきましたが、ゼミ生さんからは、『源氏物語』の中にも薬玉贈答のエピソードがあったことのご指摘もあがりました。京都には紫陽花を逆さに吊るす風習もありますが、その他海外の夏至にちなんだおまじないなども簡単にご紹介致しました。



さて、川上先生のお話。
茶の湯の歴史シリーズ☆今回は、今迄のお話のおさらいとして、
従来の通説と、それに対する新しい説のポイントの整理。
そして、村田珠光の登場、その当時の画一的ではない個性的な茶の湯のありかた、
について、
ひととおり復習☆
その上で、武野紹鴎という人物について新たに解説していただきました。


以前にも話題になりましたが、今回も
「冷え」「枯れ」などのキイワードについて
ゼミ生さんからさまざまな解釈、理解、感想が提出されました。


ゼミの後は、いよいよお茶室に入り、先生のお点前にてお抹茶をいただきます。
季節にふさわしく、桑子卓を使ったお点前です。

本日の床の間は、山田松香木店謹製「薬玉」。
お花は、十和田葦、岩菲仙翁、紅白の河原撫子、渡辺草、九階草。

お茶は、八女星野園の新抹茶。
主菓子は、京都麩嘉「麩饅頭」。

夏至の日、薬草でくすだまをつくり、ちまきを食したこと(『荊楚歳時記』)にちなんでご用意いたしました。


お茶室で御抹茶を頂いた後は、円卓での雑談タイムです。
お菓子は、谷中喜久月の「あを梅」、臺灣の「鳳梨酥」、俵屋吉冨「貴船の彩」、和三盆「羽根さぬき」。
 
本日もただひとたびのひと時をもつことができました。
お集まり下さいました皆さま、真にありがとうございました!




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