Teoriaは、ギリシア語で「観想、観照」のこと。
 知る喜び 色の楽しみ
 縦糸と横糸が出会い 新たな布が生まれる驚き
京都の小さな文化サロンで、  Teoriaの時間をお楽しみ下さい。

12月の茶の湯のカフェゼミ

本日、カフェゼミの年内最終回でした。
川上千枝先生の茶の湯体験「水の恵みと日本文化」。
待降節のおりからクリスマスにちなんだお茶会です。

本日も熱心なゼミ生様たちがお集まり下さいました。

まず、ゼミ室で簡単なレクチャー。
店主の前座話は、「阿弥衆/同朋衆」について。
松岡正剛《千夜千冊》の『武家文化と同朋衆』(村井康彦)評をご紹介いたしました。
川上先生からは、わび茶の開祖といわれる「村田珠光」についてご解説頂きました。
「和漢の境をなくす」とは?
「ワラぶきの小屋に名馬をつなぐ」とは?

茶の湯を全く知らない参加者からも自由な質問が飛び出します。
ご一緒に語り合いつつ、考えつつ、また語りあう。
まさに「座」の楽しみ。


その後茶室へ。

本日の床の間は、フィリッポ・リッピの「聖母マリア」。
花は侘助

主菓子は、俵屋吉冨の「晩秋の空」。
(うっかり近影撮り忘れました!涙)
お茶は、丸久小山園の「雲鶴」。
おみ足はどうぞお楽に。
お作法もお気にせずご自由に。

カジュアルな中にも、
香り立つ日本の文化を深々と味わいます。


さて、その後は再びフロアに戻り、円卓で雑談タイム。

おともは、
末冨のお干菓子「メリークリスマス」(クリスマスツリーと白い星の金平糖
亀屋吉良長の「雪こんこ」(雪だるまと雪の結晶、白い星、銀の星)
俵屋吉冨の「ジングルベル」(リキュールボンボン)
そして亀屋陸奥の「松風」。



一年のしめくくりにふさわしい
和やかなうちにも有意義なゼミとなりました。
川上先生はじめ、ご参加の皆さま、
誠にありがとうございました!


次回、茶の湯のカフェゼミは、2014年2月の予定です。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。