Teoriaは、ギリシア語で「観想、観照」のこと。
 知る喜び 色の楽しみ
 縦糸と横糸が出会い 新たな布が生まれる驚き
京都の小さな文化サロンで、  Teoriaの時間をお楽しみ下さい。

10月の茶の湯のカフェゼミ

昨日10月25日、
川上千枝先生のカフェゼミ≪水の恵みと日本文化≫でした。


本夏より3年目に入りました当ゼミ。
川上千枝先生のレクチャーも、前回より
茶の湯の歴史」シリーズが始まっています。


店主の前座話では、
前回、先生からお話のありました「東山文化」、
そして先日NHKBS歴史館でもとりあげられていた「応仁の乱」について、
最近の研究の紹介も交え、茶の湯の歴史叙述のストリームについて
話題提供をさせていただきました。

参考文献
内藤湖南1921(大正10)年「応仁の乱に就て」
同、1929(昭和4)年「日本国民の文化的素質」
熊倉功夫1971「茶道史研究と民衆文化論—戸田勝久氏著『武野紹鷗研究』を読む—」『芸能史研究』32号
川嶋将生2007「『東山文化』—その言説の成立—」『アートリサーチ』7 2007年
村上紀夫2008「1950年代と林屋史学」『芸能歴史研究』183号
家塚智子2008「室町文化に関する基礎的研究—「東山文化」再検討—」茶道文化学術助成研究 奨励研究報告書 平成19年研究報告書


そして千枝先生のレクチャーは、
ゼミ生のKさまが火付け役で、
目下、当ゼミで一番アツいこの本☆

茶の湯の歴史 (角川選書)

茶の湯の歴史 (角川選書)

今回は、主に前半部分、
「<茶の湯の成立>前史」について、
大変わかりやすく解説して下さいました。
すでに本を一読していた店主も、
先生のレクチャーでまたまた視野が広がる心地が致しました。


たとえば、室町時代御伽草子
「おようのあま」の絵巻にある
「押入れ」スペースに設えた茶の湯のセット。
よく似た形式を、武者小路千家官休庵にある、
「洞庫どうこ」に見ることができるのではないか、
その機能性について、
等々。
茶の湯のプロならではの実体験をもとにした
大変興味深い考察をうかがうことができました。


先生からの面白いお話に、
ゼミ生たちからもあれこれ自由な発言が…。
「歴史叙述のありかた」
「鎌倉の建長寺で行われている、立ったまま点てるお茶のこと」
等などなど…。


今回も思わず時を忘れ、
お茶室に入るのが遅くなってしまうほどの(ー∀ー;
充実のレクチャー&ディスカッションでした♪


で、
あらためまして、
お茶室体験です。

カフェゼミでは年内最後の風炉の集い。
釜は中置きに。水指は細身のものを。
秋のしつらえ。
床の間も、もちろん秋。
CafeゆかりのYさまがお書き下さいました色紙。
百人一首でもおなじみの猿丸大夫古今集の和歌。
  奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき
縮緬の紅葉が二ひらもYさまのセンス。
今の時期にぴったりの色紙をお贈り下さり、
Yさま、本当にありがとうございます!


お花は、
嫁菜
不如帰
水引
雪見木
小菊

秋風を感じる野の景色です。
鹿の声が聞こえてくるようです。


さて、主菓子は、
今出川かぎや延弘さんの「菊」。

こちらも、
人知れず野に咲く
静かな色のゆかしい花。


そして御抹茶は、
八女 星野園の「星峰」。
玉露で有名なお茶園さんのつくった御抹茶の由。

「いつものお茶(小山園の雲鶴)よりも
 はっきりとしたお味ですね!」
などなど語り合いつつ、
お茶のお味を楽しみます。


お茶室体験の後は、
恒例、円卓でのカジュアルな雑談タイムです。
今回もお抹茶を囲み、
日本文化についての四方山話に花が咲きます。

お菓子は、
亀屋良長 和三盆焼き(あっという間に消えて画像ナシ)
林万昌堂 甘栗納糖
生協^^  黒糖くるみ
先生から九州のお土産
大分県とらや はちみつ入り丸芳露
も頂戴しました。
ありがとうございます☆


今回は台風接近中であいにくの雨でしたが、
川上先生もゼミ生の皆さまのご参加のおかげで、
又、すてきなひと時をすごすことができました☆
本当にありがとうございました。


茶の湯のカフェゼミには、
どなたでもご参加いただけます。
流儀を問わず、
お茶の達人の方も、
また、全くご存じない方も、
日本文化に関心をお持ちの方なら大歓迎。
お茶室での体験がございますが、
ドレスコードは「自由」。
手ぶら&カジュアルでお越し頂いて構いませんし、
お着物でのお越しも、もちろん、歓迎申し上げます。


茶の湯のカフェゼミの参加費は一回茶菓込3000円。
ゼミでの発表ご希望の方は応相談。
次回の予定は12月です。
お問合せ、ご予約は、cafe485@gmail.com]まで。
どうぞお気軽にお申し込みください☆


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