Teoriaは、ギリシア語で「観想、観照」のこと。
 知る喜び 色の楽しみ
 縦糸と横糸が出会い 新たな布が生まれる驚き
京都の小さな文化サロンで、  Teoriaの時間をお楽しみ下さい。

2013年初釜@Cafe-Intellektuellen その1

川上千枝先生のカフェゼミ「水の恵みと日本文化」、
昨日は2013年初めの茶の湯のゼミということで、
Cafe流の初釜を催させていただきました。

毎回東京からお越し頂いております川上先生が、
当日新幹線車中よりご覧になりました富士山。
初回ゼミの嬉しい滑り出しです。

まずはゼミ室でのレクチャーから。
カフェの井戸水にちなみ、
若水、初夢、宝船など、昔ゆかしき日本文化について、佐藤から簡単にご紹介を致しましてから、、、


川上先生のお話。
初釜のこと、床飾りのこと、結び柳のいわれ、
蓬莱山荘、島台茶碗のエピソード、などなど。。。
実際のお写真などもお持ち下さり、
とてもわかりやすく解説をして下さいました。

初釜にふさわしく今日は華やかな雰囲気です。


(ちなみに、茶の湯@Cafeは、
「自由」がドレスコードです。)


レクチャー後、いよいよお茶室に入ります。

初釜の床飾り。
結び柳、白玉椿、千両。
上御霊神社の巳の土鈴。
色紙は「たからぶね」(パステル、水彩鉛筆。史織画)
日本最古の宝船(五條天神社)を模したものです。


昨年の初釜は、はなびら餅でしたが、
今年はちょっと趣向を変えて、
かぎや延弘さんの「ろうばい」です。

お宝の黄金の色の練切で、中身は小豆餡。
宝船にちなんで波の文様の皿に並べてみました。

いよいよお濃茶のお点前です。
すばらしい香りがたちのぼります。

通常お濃茶のお点前では一同沈黙ですが、
カフェ流ですので
「どうぞご自由にお話しをなさってください」と、
先生からお声かけがあったのですが…、
一同思わず
美しいお点前にひきこまれ言葉を失った一ときでした。


お茶は八女星野園「星授」。
福岡ご出身のゼミ生さんにも喜んで頂けました。


お道具拝見。

初めてのお道具拝見。

「えーっと、どこをみるものなのでしょう?」などなど^^
自由&素朴な質問、なんでもござれ。
その都度、川上先生がわかりやすく解説をして下さいます。


【後半につづく!】