Teoriaは、ギリシア語で「観想、観照」のこと。
 知る喜び 色の楽しみ
 縦糸と横糸が出会い 新たな布が生まれる驚き
京都の小さな文化サロンで、  Teoriaの時間をお楽しみ下さい。

炉開き@Cafe


本日、11月14日の茶の湯のカフェゼミで
川上千枝先生に炉開きをしていただきました。



昨年のCafe初めての炉開きは、
奇しくも亥月亥日になったのですが、
今年も又、偶然にも、旧暦十月朔日、
しかも皆既日蝕新月という、
特別な日の開炉となりました。



床の間には、玉椿と照葉。


掛物は、今日のこの日の日蝕にちなんで「日月」(史織作)。


温かい炉を囲む

和やかなひととき…。


お茶は、丸久小山園「壺切抹茶」
この季節限定のお茶の味です。


主菓子は、
本年も、昨年同様の縁起物「亥の子餅」。
開炉のこの日、亥の子餅を頂くことで開運厄除けになります。

今年は、かぎや延弘さんの亥の子餅です。

胡麻たっぷり、栗入り。九月のきんとん「萩」もとてもやわらかでしたが、今回の亥の子餅も、中の栗が餡にとろけるようなやわらかさでした。昨年の出町ふたばの素朴な亥の子餅とは全く別の美味しさ。同じ亥の子餅でも、お店によって本当に味様々。これも楽しみのひとつですネ。


洋間に戻り、ミニ・レクチャーのひととき。

昨年同様、佐藤からは「亥」にちなんで陰陽五行のお話を簡単に。
そして、今回は特に
お茶室をテーマとして活動していらっしゃる
アーティストの方もお越し下さいましたので、
川上先生からは、露地、お茶室という空間について、、、さらに
「このCafe全体をひとつの茶室と見たてる」解釈についてお話がありました。
後は歓談しつつまた、
先生が点てて下さる二服目三服目のお茶を頂戴しました。
楽しいお話のおともは、
塩芳軒さんの秋のお干菓子(菊・栗・紅葉)。
仙臺まころん。

茶人のお正月(炉開きの11月)にふさわしく
和服姿のお客様がいらしたことも嬉しかったことのひとつ。

今回もまたまた、ユニークなゼミ生さま方の楽しいお話の数々で
それは楽しい炉開きとなりました。


千枝先生、
ご参加下さいました皆さま、
本当にありがとうございました!