Teoriaは、ギリシア語で「観想、観照」のこと。
 知る喜び 色の楽しみ
 縦糸と横糸が出会い 新たな布が生まれる驚き
京都の小さな文化サロンで、  Teoriaの時間をお楽しみ下さい。

本日、亥の月、亥の日(1)―カフェ・ゼミ報告「水の恵みと日本文化」

川上千枝先生のカフェ・ゼミ「水の恵みと日本文化」の今日、
茶の湯体験の中で、炉開きをして頂きました。
奇しくも本日、亥月亥日。
カフェにとって初めての開炉の日が、大変幸先のよい日柄となりました。

(※開炉とは初めて茶室の炉を用いることです。夏季は風炉という置き型のお道具を用います。)


まずセミナールームにて、なぜ「亥の日」なのか、陰陽五行思想から簡単に店主が解説を申し上げました(稀少なデータを紹介しつつ「亥の子祭」の体験談をお話し下さいました広島出身のS先生も、ありがとうございました)。その後、、、


11月行事である「炉開き」と御茶壺の「口切」について、
川上千枝先生にていねいにレクチャーして頂きました。
日本人なのに、初めて知るお抹茶の製法。
今月が茶の湯の「お正月」といわれる理由が大変よくわかりました!


缶も冷蔵庫も無かった時代のお茶の保存。
先人たちの知恵。
石うすで碾くお抹茶の香りと味。
口切のお茶を楽しみにする思いは、ボジョレーヌーボーへの期待よりもはるかに大きかったことでしょう!


口切のお茶への期待が高まったところで…、


いよいよ、お茶室での炉開きです!

床の間には、竹花入れに白椿と照葉。
Cafe-Intellektuellen Kyotoのコンセプトのひとつ、
不惑世論 公儀輿論」の短冊。


そしてお菓子は…⇒その(2)につづく。