Teoriaは、ギリシア語で「観想、観照」のこと。
 知る喜び 色の楽しみ
 縦糸と横糸が出会い 新たな布が生まれる驚き
京都の小さな文化サロンで、  Teoriaの時間をお楽しみ下さい。

カフェ・ゼミ報告20110724川上千枝「水の恵みと日本文化」(3)

初回「茶の湯」体験@カフェの、
主菓子とお干菓子でございます。


「水の恵みと日本文化」の主題にふさわしく
「水」にちなんだ季節のお菓子を選びました。


俵屋吉富さんの「清流めぐり」
 と、


「青楓」と「たまり水」







「清流めぐり」は青い錦玉羹と白い道明寺羹を、
くみあわせたお菓子。
するりとした寒天と、ややもちっとした道明寺。
すっと斜に仕切った直線が
涼やかさを一層強調しています。



モダンな印象すらただよう主菓子に、
お干菓子は古典的なものを選びました。
さくっとくずれる干琥珀に、
ほろりと上品な押しもの。
いずれも単純化した意匠に
イメージがかきたてられます。


まず、その姿を目で味わい、
菓子銘を聞いて耳で味わい、
そして口で味わう。


嗚呼、日本人でよかった。


次回以降の「水の恵みと日本文化」にもどうぞご期待下さい☆
レクチャー&茶の湯体験、茶菓代こみで参加費3000円です。