- 作者: 加藤秀俊
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昨夕研究会。竹内洋先生主催の「戦後日本における公共圏としての論壇に関するメディア史的研究」会、通称「論壇研」。
今回の主題は「総合雑誌」intellectual magazineで、加藤秀俊先生を東京からお招きし、研究会メンバーを中心に15人が京大に集った。
アメリカでは今日も、《The New Yorker》《Harpers》などが一定の読者を確保しているのに対し、なぜ日本の総合雑誌は消えてしまったのか(形骸化したのか)?《中央公論》《世界》《展望》などを中心に、《文藝春秋》などといった文芸系中間雑誌などにも言及しつつ自由な座談会形式で考察。アメリカにおける大学人、知識人の実態、パワーエリートの存在、社会階層、国際比較なども含め、縦横な会話がつきなかった。
論壇的公共圏の喪失、メディアと知識人、など、私にとっても、まさにタイムリーなアジェンダ。
また、共同研究成果とは名ばかりの寄せ集めの論文集は、洵如何なものか、との加藤先生のご指摘は、全く我が意を得たものでした。
研究会後、ラ・トゥールにて懇親会。かつてバリ封鎖もされた京大時計台が、今では小洒落たフレンチになっている。その小部屋にて。赤白ワインとビール、オードブル中心に、暖かい品もいくつか。教育社会学、メディア論、心理学、編集者と、老若男女、多彩なメンバーが、立食形式でさらなる会話を楽しんだ。
このような研究会+懇親会のために、いずれわがcafeをご利用頂きたいものです。