聖ヒルデガルトのお茶会、いよいよ始まります!
初回は万聖節のお茶会。
とはいえ、仮装して集うハロウィン・パーティーではありませんのでご注意下さい^^;
カトリック教会では11月1日を諸聖人の祭日、翌日をすべての死者の記念日としており、11月は死者の月として定着しています。それが何時頃からなのかは不明だそうですが、聖ヒルデガルト(1098~1179)の時代にはすでに諸聖人の日、死者の日は定められていたようです。
諸聖人の祭日(11月1日)の翌日にすべての死者を記念する習慣は、998年にクリュニー修道院院長のオディロンによって始められ、その修道院の修道士たちの影響によって11世紀には広く行なわれるようになりました。ローマ教会には1311年の暦に始めて記されていますが、それ以前からローマでも死者の日の記念日が行われていたと思われます。この記念日は西欧諸国に広まり、15世紀には、スペインのドミニコ修道会で盛んに行なわれ、司祭がこの日に3回のミサをささげるようになったのもこの頃だといわれています。18世紀になる頃には、3回のミサの習慣が世界各地に広まり、1915年に教皇ベネディクト15世がこれをすべての司祭に許可することによって、全教会に広めました。現在はこのような規定はありません。11月が「死者の月」として定着してきたのがいつからなのか定かではありませんが、死者への思いがミサをはじめとする様々な祈りの形で表され、それが広がりを見せ、伝統・習慣となって次第に死者の月になったと考えられます。
https://www.cbcj.catholic.jp/faq/dead/
かつては、死者と生者の距離が現代よりずっと近かったことでしょう。そうした時代の生活の知恵として、心と身体に良いハーブやスパイスが愛用されてきました。
800年以上前に亡くなった聖ヒルデガルトはじめ、数多の聖人と死者の方々、そして最近お亡くなりなられた身近な方々もふくめ、故人に心をよせるのに真にふさわしいこの秋、
生命と身体を温めるハーブティーを当店でご一緒いたします。
cafe485.hatenablog.com
11月3日の午前午後の会のお申し込みは締め切りました。ありがとうございます☆
4日、5日残席ございます。4日は本日中、5日は明日までのお申し込みとなります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
9月、ドイツから色々なお土産をたっぷり持ち帰りました。その収穫を生かし早速ドイツ式健康カフェへと生まれ変わるべくメニューも一新いたしました(2011年の開店当初は同じドイツでも、ビールとソーセージがメインのカフェバーでした…!)。
9月、10月、《聖ヒルデガルトの「小さな」お茶会》、そして《灰掛博作品展》、《三保礼子手織り作品展》の会期中の喫茶でお出ししましたカフェメイドのお菓子を、ここで少しご紹介します。
まずは、万聖節の頃にふさわしく、
灰掛農園でとれたかぼちゃをつかって、
かぼちゃのクーヘン。はちみつとかぼちゃのクリーム。
やはり灰掛農園から届いた無花果をコンポートにして、
無花果とりんごのタルト。
聖ヒルデガルトのすすめるディンケルを使ったブリュレ。
ディンケルのカスタードで、バナナクリームも作ってみました。
栗はヒルデガルトのすすめる季節の木の実のひとつです。
有機無農薬の栗粉とむき栗を使った栗のクーヘン。
血のめぐりをよくするというシナモン、
リラックスをうながすガランガル、
老廃物をとりさるとされるバートラム、
美肌効果が期待できるクェンドル、
と、聖ヒルデガルトがすすめるスパイスを使ったゲヴュルツクーヘンは、最もドイツ的な一品と申せましょう。
すべてのお菓子は白砂糖は用いず、かぼちゃや栗など自然本来の甘味を生かし、ラカント、はちみつなどを補うかたちで使っています。
小麦粉は、すべてディンケル(スペルト小麦)粉に切り替えました。
華やかさも飾り気も無い、見た目いたって地味なお菓子ばかりですが、いずれも身体に良いものしか使っておりません。滋養に満ちた自然の味をそのまま生かす手作りを心がけております。
11月は万聖節、12月は待降節のお茶会。
年明けの1月はヒルデガルト茶会はお休みをいただき、ギャラリー展示会期中の喫茶のみになります。春以降のお茶会につきましては決まり次第、改めてこちらにUp致します。毎月趣向もレクチャー内容も変わります。ひきつづきどうぞよろしくお願い申し上げます☆
さて、来年の春分の日は、
ドイツから来日される森Wenzelさやか先生と当店とのコラボイベント
《聖ヒルデガルトX京都》があります♪
まだ何ヶ月も先ですのに、早々にご予約下さっております皆さま、真にありがとうございます!!!
未だの方も、早目のお申し込みがお得になっております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
cafe485.hatenablog.com
皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております。